設計職

働く人のことまで考えて、
より良いプラントを。

上下水道設備をはじめ、様々な機械・電気・計装・通信などの設備設計を行います。機器単体の設計ではなく、様々な機器や部材の性能・機能・材料特性などを理解した上で、それらを組み合わせ、プラントを効率的に稼働させるために知恵を絞ります。またプラントを施工する人、さらにそこで働く人の作業効率や作業スペースも考える必要があるため、幅広い知識と全体を俯瞰で見ることのできる力が必要です。お客様のご要望を形にするために日々試行錯誤を重ね、施工後の性能確認や運用開始後の使い勝手、メンテナンス性、耐久性など、自ら設計したプラントの総合的な評価を実感できる仕事です。

先輩社員
インタビュー

原田 技術部
私の仕事

現地調査や打ち合わせも
設計の大切な業務です。

上下水道設備という大きな枠組みの中で、主に電気的分野の設計業務を担当しています。水に係る設備というと、まずポンプが思い浮かびますが、ポンプを動かすためには電気の力が不可欠であり、ポンプの運用方法を決めるのには制御盤などの電気設備が必要です。そのような電気設備の設計や実際に工事をする際の機器配置、施工内容の検討が私の主な業務となります。設計は社内で行う業務のイメージが強いですが、担当する現場の状況を把握するための現地調査やお客様との打合せ、実際の工事現場での試運転作業など、社外でも多くの業務があります。この仕事は、多くの人の目につくような仕事ではありませんが、人々の生活を支える重要な仕事の一つだと思います。

入社理由・荏原商事の好きなところ

仕事だけでなく、プライベートのことも話せる人間関係。

私が入社を決めた一番の理由は、就職活動中にお会いした先輩社員の方々が非常に話しやすい雰囲気で接してくださり、入社後もよい人間関係を築くことができる会社だと感じたことです。実際に入社した後もこのイメージは変わっていません。荏原商事では、年齢や部署の枠をこえて社内の方と交流するスポーツや社員旅行などのイベントがあるため、同じ部署の方だけでなく他部署の方ともよい関係をつくれます。また、仕事に係る相談はもちろん、目上の方であっても趣味や日常生活に関することを気軽に話せる社内の雰囲気が気に入っています。

原田
これまでに取り組んだプロジェクト

成長につながった、
困難な状況と現場でのトラブル。

今まで担当したプロジェクトの中でも、農業用水を配るための加圧機場におけるポンプ、制御盤の更新工事が記憶に強く残っています。この仕事は、もともと荏原商事と取引のないお客様の施設の一部を更新する仕事でしたが、既設設備は40年近く経過し、既設の機器に関する資料が一部欠損していたため、状況を把握する現地調査が必要でした。特に制御盤は既設設備の一部であったため、その更新には、新しい制御盤と既設制御盤との接続が必要でした。ところが既設機器には過去の改修工事資料などもなかったため、現状の把握は困難を極めました。なんとかこぎつけた更新作業実施後の試運転でも、資料不足の影響により予期していないトラブルがありましたが、関係者の協力のもと無事に工事を完了させることができました。更新を進めていく中で分からない部分が多く難しい仕事ではありましたが、現場でのトラブル対応を含め、非常によい経験となりました。

今後の目標

経験したことのない仕事に挑戦していきたい。

今の仕事を始めて約10年になりますが、未だに経験したことがない仕事もあるため、まだまだ学ぶことがあります。今後は、自身で担当できる仕事の幅を広げ、様々な業務ができるようにしていくためにも、入社以来担当している電気関係の設計業務だけでなく機械関係の業務についても勉強していきたいと考えています。